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和泉の生存確認日記。 現在、更新停滞中。

   

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城と神社仏閣,歴史堪能ツアー #4

旅レポだというのに写真が小さすぎたので、設定を変えました。
これでこのブログすべての写真が大きくなっているはず!

お多賀さんの次は天寧寺(てんねいじ)というお寺です。
五百羅漢と井伊直中(井伊直弼の父)が建立した寺として有名。
   

でも五百羅漢とは何だろう?
そもそも羅漢って? 
そんな疑問時に使うのが『宗教学ハンドブック』。東奈ちゃんから戴いた辞典です。重宝しています。ありがとう!

羅漢とは別名阿羅漢のこと。
阿羅漢は「尊敬をうけるに値する人」「供養に応ぜられるべき人」の意味で、信者より供養をうける資格を有する、最も勝れた人のことを言うらしい。
のちに小乗の修行を完成させた人のことの総称になったみたいです。

でも日本の主流は大乗仏教(万人の救済)なので、
修行した個人のみを救済する小乗仏教像である五百羅漢は人気がないみたい。
そうといわれれば、祈れば救済するとされる菩薩像・観音像ばかりだわ。
レポの書き終わった日本仏教の聖地・比叡山延暦寺はそうでした。

でも絶対数は少ないけど、五百羅漢ってどの都道府県にもあるんですよ。
ネット検索したら出るわ出るわ。
ではなぜ日本では人気の少ない小乗仏教の像が各地にあるのか?
五百羅漢流行りの由来が気になる!

ネット情報なので真偽のほどはわかりませんが、
なんでも、「日本では禅宗の寺院で信仰が広まり、五百羅漢像などが作られ」たとのこと。
そういやこの天寧寺、パンフレットに「禅宗界屈指の名僧○○禅師の勤めで発願建立した」とありました(名前部分は面倒で割愛)。現在は日本禅宗三流のひとつ曹洞宗のお寺みたいなので、五百羅漢を安置する理由としては納得。

すべてを調べたわけじゃないけど、なんだか禅宗系でもなくても五百羅漢を安置しているお堂はあるみたい。
石見銀山の羅漢寺とか。ここ高野山真言宗だし。
まあそこの住職の趣味や思いつきも否定できんし、五百羅漢が宗派関係なく流行っていたのかも。
(仏教宗派の違いはまだまだ勉強不足だ・・ 仏壇屋からもらった各宗派のお仏壇の飾り方冊子は宗派の勉強には必需品)

この流行りも理由有りそう!と思ったら、
五百羅漢には伝承として「亡き親・子供・いとしい人に会いたくば、五百羅漢の堂に籠れ」という言葉があるみたい。五百羅漢は一体一体の表情、服装、ポーズが違うから、必ず自分の探し求める人の顔があるんだって。
現に天寧寺の五百羅漢、本当に仏像一体一体みんな違っていて壮観でした。
一応、家族全員自分に似てる?仏像探してきたしね。

この伝承の元も辿りたいけど、畑違いなのでここでやめよう・・・
でもこの伝承は各地で言われているみたいだから、有名な伝承みたいです。
そうなると、この伝承にあやかってという理由も考えられるよね。
個人一人ひとりの供養になると五百羅漢像が各地で作らたのかもしれない。

なんとなく日本の五百羅漢像は
修行した個人(阿羅漢)を祀るだけではなくて、
生き残った人による故人の救済を願う像と変遷していった気がする。
あくまで素人見解だけど。



あれ、五百羅漢だけでこんな文量に!
駄文を読んでくれてありがとう。
というわけで井伊直弼のお父さん直中公に関する話題は割愛。
そんなに興味ある内容でもないし・・・
詳細知りたい人は検索するか、上記リンクで飛んでくださいな。写真内の説明で充分だとは思うけど。

というかこの旅レポ第二弾、長すぎ。
まだ一日目も終わっていないのに!
まだまだ続きますがお付き合いいただけると幸いです。
というか予定としては第三弾もあるんですが・・・ 
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